Ossan's Oblige ~オッサンズ・オブリージュ~

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

中国人の「爆買い」の裏にある本当の動機を暴露する【中国人富裕層を使って儲ける方法も教える】

「中国人富裕層から甘い汁を吸いたい」ですか?

お金持ちの中国人から利益を得るには、彼らが行う「爆買い」の本当の理由について知らなければなりません。

彼らの行動原理さえ正しく理解できれば、先回りするだけで利益が出ます。

「日本人は政治が理解できない」とよく言われますが、中国人ほど政治原理に基づいて行動する民族はいません。

巷に出回っている「日本製品はクオリティが高い」という爆買いの説明。

あの類を信じる人は、詐欺師に身ぐるみはがされるタイプなので、本記事を読んで自衛してください。

中国人を利用して儲ける方法までお教えします。(違法性ゼロです。)


1. 中国人は、感情ではなく党の命令に従って行動する【中国は政治の国】


結論からいうと、中国人の「爆買い」は現代の朝貢貿易です。

訪日客の爆買いは「贈物」ですが、それはよく言われがちな日本の「信頼性」から来ているのではありません

彼らの直面する政治情勢を睨んだ政治行動であることをまず理解しましょう。

確かに、日本人は「相手を信じることを美徳とする」民族です。

ですから次のようなセリフを聞くと、「あれ?日本人って好意を持たれてるのカモ?」と錯覚してしまうかもしれません。


  • 「日本のアニメが好き」
  • 「日本語がしゃべれる」
  • 「日本の安くて高品質な製品を買いたい」
  • 「安全な日本食を食べたい」


いや、それ全部「孫子の兵法」ですよという話です。

民主主義の下、選択の自由が許される日本人からすれば、上記のような発言は、中国人個人の自発性に発しているようにしか見えないでしょう。

しかし、最初に理解すべきは、「中国人ほど政治原理で動く民族は地球上に存在しない。」というあからさまな現実です。


中国には、国家の政治を第一に考えて行動する文化がある

長年の皇帝システムもあり、中国文明はもともと、社会主義の統制主義と高い相性を備えていました。

特に、中国共産党の独裁の下、「文化大革命」や「法論功弾圧」を経験してからは、共産党と国民の思想はほぼ一枚岩です。

なぜなら、過去の大弾圧からの教訓として、「党の方針に従う⇦安全な生き方」という思考回路が出来上がっているからです。


もちろん、本音では共産党に反発する中国人もいるでしょうが、それは農民戸籍などの裕福でない中国人です。

日本に来れるような経済力を持つ中国人は、中国共産党の繁栄から利益を得られる立場にあり、党の方針に従って行動することを理解してください。

消費行動、旅行先、外交方針、特定の国との関わり方、こうした中共の方針が様々なメディアを通して告知されます。

あるいは、特定の思想が糾弾される姿を見て、「あるべき姿」を察します。

このようにして、中国共産党の方針と中国人民の意思統一が図られていくようです。


中国共産党の今日における最大の課題とは、「米国覇権への挑戦」に他なりません。

ですから、諸外国(当然、日本も含む)との関わり方も、この最重要課題に対する戦略を前提に、構築されることになります。

(※ このような中国人に対して、「政府と国民の行動原理は違う」として「中国人が日本との友好を望んでいる」というような見方をする人が結構います。よくよく観察すると、たいてい歴史も何も学ぼうとしていない無警戒な人ですよね。政治参加する資格がないのに発言していて、本当に無責任だなあと感じる次第です。)


中国人が理想とする勝利パターンは謀略による勝利

劉傑氏の「中国人の歴史観」によれば、中国の政治学者は現代の国際社会を「春秋戦国時代」になぞらえます。

「春秋戦国時代」とは、古代中国において諸民族が中国大陸の統一を巡って争った時代を表す言葉です。


この時代に活躍したのは、必ずしも勇猛な武将ではありませんでした。

次のことは、中国文化を語る上で欠かすことのできないテーマの1つです。

武力よりも、むしろ知力に秀でた「策士」外交戦術(謀略)が国の盛衰を左右した。


外交(謀略)とは、自国の政治目標を達成するために、外国が自国に都合よく立ち回るよう影響力をかける行為を指します。

共産党配下の学者が国際社会を春秋時代になぞらえる以上、その垂直構造により、中国の庶民のレベルにおいても、外交(謀略)の意義を認めていることは間違いありません。

したがって、中国人の行動を理解するには、彼らの理想とする春秋戦国時代の外交(謀略)について知らなければなりません。

少し抽象的なので、春秋戦国時代に起源を持つ中国の伝統的な外交(謀略)戦略を2つ紹介します。


「以夷制夷」

「夷を以って夷を制す」と訳します。

「毒を以て毒を制する」と酷似していますよね。

その通りで、自国の安全を守るために、敵同士を争わせ、敵の勢力を弱体化させるという戦略です。

「夷」とは野蛮人のことを指し、外国人で外国人を制するという発想です。

この戦略は、中国人が「なぜ外交を重視するか?」を知る上でも重要です。

例えば、外交技術を犠牲にするほど、高い軍事力を備えた国があるとします。

こうした国は、中国人の理想とは見なされません。

なぜなら、智謀に長けていなければ、「以夷制夷」によって強大な軍事力を敵に利用され、他の勢力と同士討ちさせられるのが落ちだからです。

しかし高度な外交(謀略)力さえあれば、敵国同士の間に溝を打つことで、敵を同士討ちに追い込む側に回れます。

中国人は「以夷制夷」の罠に掛からないために、外交技術を重視していると見ることもできるでしょう。


「合従連衝」

「合従連衝」は、「合従」と「連衝」という2つの概念を併せた戦略です。

ともに春秋戦国時代の覇者・秦と、周辺六ヶ国(韓・魏・趙・燕・楚・斉)の間で繰り広げられた外交戦に由来します。

「合従」→ 秦の国力に対抗するため、周辺六ヶ国(韓・魏・趙・燕・楚・斉)が共闘を掲げ同盟を結んだこと

「連衝」→ 秦の側が、周辺六ヶ国の同盟を崩した戦術


覇権を射程に捉えた秦でしたが、いくら弱国でも六ヶ国の連合は大きな脅威でした。

そこで秦は、六ヶ国のそれぞれと盟約を結ぶことに突破口を見出します。

息のかかった弁舌家を相手国に送り込み、各国のリーダーに次のような進言をさせたのです。

「秦との同盟を利用して、周辺の国々を攻撃するべき。」

六ヶ国同士の矛盾を利用して仲違いを導き、同盟の力を削ぐことに腐心したのです。

これに乗ってきた勢力を利用しながら秦は、六ヶ国を一国ずつ滅ぼしていき、最終的に前221年に国内統一を達成したのでした。

これが転じて「合従連衝」となり、「国家が置かれる状況に応じて、周辺国との同盟・対立を使い分ける」ことを勧める外交戦術へと発展します。


「合従連衝」の世界観で現代の国際社会を見るなら、中国や日本は周辺六ヶ国の立場で、最大勢力の秦は、覇権大国アメリカです。

つまり、覇権国家アメリカとの戦いに直面した中国にとって、日本、韓国、ASEAN諸国といった国々は、味方に引き入れたい「周辺六ヶ国」なのです。


日本との溝を深めるよりも、むしろ友好を利用してアメリカと対立させた方が、米国を孤立無援に追い込めて有益


昨今の日本に対して見せる中国人の友好姿勢の裏には、「合従連衝」に基づく政治判断が隠れている事実を認識してください。

そもそも2012年に過激な反日デモに走った中国人が、日本との真の友好を望んでいるとは、普通なら考えられないですよね。

今でこそ友好をひけらかしていても、時季が変われば(アメリカに対する優勢が確定するなど)態度が豹変し、弾圧へと転じるのは目に見えています。


2. 「中国人観光客の爆買い」は外交カード。民衆の好き嫌いは全く関係ない。

話が広がってしまったので戻します。

「中国人の爆買い」の背景についても、中国人の政治思想で理解できます。


中国の理想とする勝利パターンは、「戦わずして解決する」でした。

これは、中国の思い描く国際秩序にもよく表れています。

歴史的に東アジアの国際秩序を支えた軸は、武力や宗教によらず、「貿易の利益」でした。

具体的には、「朝貢貿易」という制度で管理されることになります。

中国を取り囲む周辺諸国の君主は、中国の徳を慕って貢物を捧げ、これに対して中国皇帝が数倍〜数十倍の贈物を返礼として返します。

この儀式的な貿易を通して形式上の華夷関係を結ぶことで、次のようなメリットがありました。


  • 中国皇帝→ 周辺諸国との武力衝突を回避できる上、武力占領にかかる軍隊の駐留費も掛けなくて済む
  • 周辺国の君主→ 中国からの侵略リスクをなくし、王の統治権に後ろ盾が得られ、経済便宜まで享受できる


このようなwin-winを成立させることで、中国皇帝を頂点とする形式的なアジア秩序を成立させてきたのです。


この「経済利益で妥協させる」外交方針は、今日の中国人の行動にも継承されています。


例えば、中国人という民族は、奢りたがりますよね。

筆者個人の場合、中国人のタクシーの運転手が支払った金額を全額返そうとしてくる、という不思議な光景に何度も遭遇したこともあります。

メンツを重視するとかいいますが、結局は「多く支払う方が上」という華夷秩序に由来していることは疑うまでもありません。


この「経済利益によって懐柔する」戦略が、対アメリカ戦を睨んだ「合従連衡」(大国に対して連合を組む)の思惑と重なることで、周辺国に対して行使されているのが「爆買い」の正体と言えます。(あるいは文化賞賛も)


早い話が、爆買いの経済利益によって、中国に対する恩を売り込もうとしているのです。

その国に経済的恩恵を与えることで、支持を引き出し、同時に友好を叫ぶことで、最大の敵であるアメリカへの「合従連衡」に引き込もうという思惑です。(北朝鮮や韓国は引き込まれてますね)


おまけに現代の国力はGDPで図られるため、逆に「爆買いを行わない」ことが相手国への攻撃として機能します。

もし相手国が中国に離反すれば、爆買いを停止すれば、相手国のGDPに打撃を与えることができます。

このように、中国経済に依存させることで、「爆買い」を外交カードとして機能させることもできるのです。


このように、中国人の「爆買い」は、中国民衆の意思によって行われているわけでは絶対になく、党の方針に従った行動に過ぎません。

実際に、「爆買い」は中国共産党にとっての政治的な重要国でほぼ例外なく行われています。

米中対立が激化する2020年1月、韓国への訪中客が過去最大の規模に激増




「爆買い」の裏にある真の動機についてはこのくらいにします。

次項では、ここまで説明した「爆買い」を利用して、「中国人富裕層から甘い汁を吸う方法」について解説します。


3. 中国人の「爆買い」は、金融市場でも発揮されます

アメリカとの対立を抱える中国人は、間違いなく「合従連衝」の機会を伺っています。

たしかに「合従連衝」によって周辺諸国で一致団結すれば、アメリカを孤立無援に追い込むことができ、打倒への突破口が見えてくるでしょう。

その連合を結ぶ際に、周辺国を抱き寄せる餌として使うのが「経済的恩恵」でした。

これは朝貢システムにも見られる漢民族特有の秩序感覚に由来しており、主に日本、韓国、北朝鮮、ASEAN諸国、南アメリカ、アフリカといった地域へ投下されています。


では、中国ビジネスを手がけるわけでもない一般庶民が、中国人の「爆買い」から利益を得るにはどうすれば良いのでしょうか?

とても簡単です。

金融という舞台で先回りすればOKです。

中国は、味方に引き入れたい国に経済便宜を与えます。

いっぽう中国に離反した国へは、経済便宜を引き締めることでダメージを与えようとする傾向があります。

ですから、中国を巡る政治的な趨勢を読み解けば、金融の駆け引きにおける勝率を上げることは容易です。

中国が重視する国の資産は短期で買われる可能性が高いですし、中国に離反した国(例えば香港)の資産価格は短期で下落に向かうでしょう。

特に仮想通貨はこの傾向が強く、

これは香港デモの余波という見方もできますが、中国当局との摩擦を抱えた地域で、予測される疲弊が実際に起きている点において、私の推測を裏切るものではありません。

香港の離反傾向が続く限り、中国は香港への投資を渋ります。

これは価格下落となるので、「空売り」、「買い控え」といった戦略で臨めば高確率で利益を確定できます。