Ossan's Oblige ~オッサンズ・オブリージュ~

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

東南アジアの歴史

「マンダラ理論」を知れば、東南アジアが分かる?【伝統的な国家形態】

歴史には、地域特有の統治様式を表現する概念が登場します。 例えば、ヨーロッパ中世の封建制度、中国の朝貢外交というのは、各地域に特徴的に見られる統治方式のパターンであり、文明圏の性格が反映された概念です。 では、東南アジア地域における統治様式…

「マンダラ理論」とアンコールワットの建築構造【Divine Kingとマンダラ理論は1セット】

アンコールワットは、カンボジアが誇る東南アジアを代表する宗教建築です。 しかし、なぜアンコールワットが世界的に注目を集めているかと聞かれると「?」という方が多いのではないでしょうか? 実は、アンコールワットの建築構造には、東南アジア特有の王…

【DNA鑑定】Y染色体ハプロタイプが立証するカンボジアとインドの近縁性【カンボジア・インド同祖論3/3】 

「インド化」の影響は東南アジア全域に及んだのに、どうしてカンボジアにだけ強い名残が感じられるのでしょうか?それは、カンボジアとその他の国々が歩んだ歴史の隔たりに依存しています。 カンボジア人とインド人の類似性は遺伝子の連続性にまで言及するこ…

【類似性の歴史的背景】「東南アジアのインド化」【カンボジア・インド同祖論2/3③】 

1、カンボジアは最も強いインド化(ヒンドゥー教)の影響を受けた地域では、「インドと似ている」カンボジアのインド化は、どのような経過を辿ったのでしょうか? 以下に、カンボジアの歴史を見てみたいと思います。東南アジアの歴史は、貿易を求めてやって…

【類似性の歴史的背景】「東南アジアのインド化」【カンボジア・インド同祖論2/3②】 

東南アジアの王朝成立を促したインド文化とは?東南アジア最初期の王朝の出現は、インド商人の東南アジア来航が始まった時期と重なっています。1世紀に開始されたローマのインド洋貿易は東南アジアへも影響を及ぼします。東南アジアを訪れるインド商人は、し…

【類似性の歴史的背景】「東南アジアのインド化」【カンボジア・インド同祖論2/3①】

東南アジアを訪れた時に感じる「インドっぽさ」の原点富裕層に占める華人比率が高く、中国との連関で語られがちな東南アジア。 しかし、その文化の根幹にインド文化のが脈々と流れていることは、インドシナ半島の「インドシナ」の名称を見ても明らかです。(…

カンボジアって、なんかインドと似てね?【カンボジア・インド同祖論1/3】

カンボジアってインドと似てない?インドの後にカンボジアを訪れた人なら、誰もが次のような印象を持つのではないでしょうか?「インドと似てね?」 インド滞在後、カンボジアへ初めて入国した際には、妙なインドとの親近感に襲われたものです。 特に、カン…

8世紀の中国・雲南地方に存在した南詔とは?【タイ族、ラオ族、ビルマ族の故郷】

今日、自国の多数派を占めるタイ族、ビルマ族は、ともに雲南地方から東南アジアへ移住してきた部族です。 この「南詔」とは、どのような歴史を歩んだ王朝だったのでしょうか?南詔(737~902)とは?南詔とは、8世紀に、中国南部の雲南地方(中国本土とインド…

【タイの白人至上主義の原点?】ラタナコーシン朝時代のシャム(タイ)

アユタヤ陥落後の混乱期をまとめ領土拡大を果たしたトンブリー朝1767年、ビルマ・コンバウン朝の軍隊がアユタヤ朝の首都アユタヤを陥落させました。 しかし、ビルマのアユタヤ支配は7ヶ月程度しか続きません。ビルマ本国で清朝との清緬戦争(清朝・ビルマ戦…

【インドと中国の代理戦争】中世のインドシナ半島に台頭したタイ族3王朝

タイ族のインドシナ拡大過程雲南を出発したタイ族は、メコン川の水系に沿って広域に広がりました。 これは農耕民族として、豊かな河川を居住条件として求めたためです。www.ossanns-oblige.com雲南で培った農耕技術を武器に現地への浸透に成功し、同時に先住…