オッサンズ・オブリージュ

文化とは次世代に向けた記録であり、愛の集積物である。

【殺伐とした首都】カンボジア-プノンペン旅行の総評

プノンペンは、1431年のアンコール(シェムリアップ)陥落以後、クメール王朝の2番目の首都となった都市です。1434年に建設され、フランスの進出後は、フランス領インドシナ有数の都市として再建され、「アジアの真珠」として親しまれました。クメール語で「…

【東南アジア文化の原点】カンボジア-シェムリアップ旅行の総評【入国時にドル持ってないとどうなる?】

シェムリアップは、膨大な宗教建築を遺したクメール朝の初期の首都です。(1431年のアユタヤ朝の攻撃の後、プノンペン遷都) その時代の名残は、アンコール・ワット、アンコール・トムをはじめとする豪華な宗教遺物に残り、今なお輝きを失うことがありません…

タイで出国用の空港を間違えても問題ない?大事なのは諦めないこと。【冷静に対処して】

搭乗する空港を間違えたタイからの帰国時、チケット記載の空港とは異なる空港に入ってしまいました。 気づいたのは、出発3時間前。 3時間後には、飛行機が離陸します。 それまでに正しい空港で手続きを済ませないと、予約した飛行機に搭乗できません。 しか…

【タイの白人至上主義の原点?】ラタナコーシン朝時代のシャム(タイ)

アユタヤ陥落後の混乱期をまとめ領土拡大を果たしたトンブリー朝1767年にビルマ・コンバウン朝の支配を受けたアユタヤ朝。 しかし、ビルマのアユタヤ支配は7ヶ月程度しか続きませんでした。ビルマ側で清朝との清緬戦争(清朝・ビルマ戦争)が激化したためで…

中世のインドシナ半島中央部に成立したタイ族3王朝

タイ族のインドシナ拡大過程雲南を出発した農耕民族のタイ族は、水の豊富な河川に沿って広域に広がりました。 すでに優れた農耕技術を持っていたので、現地への浸透にも成功し、先住民族との同化を進めていきます。 初期は、ムアンという小都市が乱立してい…

【2つの顔を持つ都市】ラオス-ルアンパバーン旅を終えての総評

欧米人から人気の高いルアンパバーン。 1995年に旧市街がユネスコ世界遺産に登録されて以来、観光客経済で賑わっています。 今回は、水と緑に恵まれた山岳地帯の秘境、ルアンパバーンに訪れてみました。 現地の物価、料理、自分が感じた問題点などについても…

ベトナム-ハノイ旅を終えての総評

1週間の短期旅行でしたが、現地に溶け込み、情報を仕入れることができたので報告します。ベトナムへの入国には、出国用のチケットが必要ですが、出国用チケットを持たなくても、「何月何日に〜で出国予定」となるべく具体的に伝えることで問題なく入国できま…

ベトナムで現地SIMを購入したけど、インターネット接続できなかった件(解決済み)

ベトナムはWIFI環境の進んだ国です。 私の入った1,500円クラスのホテルでは、無料WIFIを利用できました。(いま行った回線の速度計測によると、Download : 7.05Mbps / sec)しかし、屋外にいるときに無料WIFIを利用できないのは当然のこと。とはいえ馴染みの…

「北ベトナムは中国系の匂いがするので関わりたくない」⇦これ

「北ベトナムは中国系の匂いがするので関わりたくない」という評価があるが、この考えは危険だと思った。 確かに北ベトナムは、中国の領土だった時代が長い。その歴史は、秦漢の時代まで遡り、独立を勝ち取ったのは、唐の衰退後。実に1,000年間の長きにわた…

アジア通貨危機で中国がダメージを受けなかった理由(仮)

■ はじめに 1997年5月、タイ・バーツは、大量の空売りに見舞われます。 当時のタイは、自国通貨を米ドルと連動させるドルペッグ制を採用していたため、これを維持するためには、通貨当局が売りの量に応じた買いを入れなければなりません。 これを捻出する持…

中古品を高く売りたいなら、ネット買取業者に依頼するな!【アフィ厨にも注意】

■ はじめに 「家にある不用品を処分したい」と思う時、誰もが「できるだけ高値で売りたい」と考えるものです。 ここでまんまとネット業者の「高価買取」宣伝を信じると、足元をすくわれかねません。 今回は、ネット買取業者で実際に失敗した私が、次のような…

仮想通貨はじめてみた。#現状確認

現状確認仮想通貨への投資を始めました。昨年から、仮想通貨の暴騰に次ぐ暴騰がメディアを賑わせており、「あわよくばこれに乗ってやろう」という魂胆です。 「投資」と呼ぶにはあまりに無計画で、「投機」でしかない私の行動は、褒められたものではありませ…

仮想通貨関連の用語整理1

ブロックチェーン2008年にナカモトサトシと名乗る匿名の人物により提唱された概念。仮想通貨ビットコインをはじめ、数々の暗号通貨の中核技術となります。研究自体は1991年から開始されており、17年後に実用化された形になります。2008年の提唱から1年後には…

仮想通貨に対するファーストインプレッション

暗号通貨の元になるブロックチェーンは、時代に応じた新興技術であり詐欺でもなんでもありません。むしろ、革命的な影響力を持って既存産業を変えていくでしょう。従来、電子端末を使ってATM、銀行送金などの手続きを行う場合は、手数料や処理時間などの大変…

ポケモンGOの鳥取砂丘イベントに参加してきた

2017年11月24日(金)~26日(日)にかけて鳥取県で行われた「Pokémon GO Safari Zone in 鳥取砂丘」に参加してきました。このイベントでは、イベント開催場所の鳥取砂丘で、通常とは異なるレアポケモンが多数出現。対象のレアポケモンは、バリヤードやアンノーン…

EU経済の総評-経済構造の基本となるサプライチェーン-

地域統合のモデルケースとしてのEUEUというまとまりで1つのサプライチェーンが作られている。加盟国のうち、1995年までの加盟国が冷戦期の西側諸国であったのに対し、1995年以降の加盟国は、冷戦期の中立国か社会主義国である。(キプロスを除く)※カッコ内の…

日本の地域統合について久しぶりの投稿

前回の投稿からおそらく1ヶ月近い月日が経っていると思います。しかし、私の関心はまだ地域統合にあり、世界を覆いつつある現象にどう対峙するか、ということを呆然と考え続けています。これらはいかに抗おうとも、何人も抗えないでしょう。なぜなら、EUとい…

欧州連合(EU)の貿易構造1

1 ドイツ( GDP : 3兆4792億ドル[世界第4位]) 主要産業 自動車、機械、化学・製薬、電子、食品、建設、光学、医療技術、環境技術、精密機械など 輸出 自動車および同部品、電気機器、医薬品 輸入 原油・石油製品、自動車および同部品、電気機器各産業がGDPに…

アフリカ連合(AU)の貿易構造-6 東アフリカ共同体(EAC) ー英領東アフリカを起源に持つ地域統合

東アフリカ共同体(EAC)とは 早稲田大学 国際教養学部の片岡貞治氏は、自身の論文「アフリカにおける地域統合ー現状と課題ー」の中でEACの特徴について、「域内貿易が他のREC(地域ブロック)よりも活発である」としています。規模の小ささも助け、加盟国同士を…

アフリカ連合(AU)の貿易構造-5 東南部アフリカ市場共同体( COMESA)

東アフリカには、2種類の地域統合が存在します。東アフリカ共同体(EAC)と東南部アフリカ市場共同体(COMESA)と、加盟国の規模も人口規模も異なります。今回の記事では、東アフリカのより広域の国々を含む、COMESAについて調査してみます。 東南部アフリカ市場…

アフリカ連合(AU)の貿易構造-4 南部アフリカ関税同盟(SACU)

南部アフリカ関税同盟(SACU)とは南部アフリカ関税同盟(SACU)とは、1910年に発効した世界初の関税同盟とされた同盟で、南アフリカ共和国、ボツワナ、レソト、スジワランドの4カ国の間で結ばれましたが、1990年にナミビアが加わり5カ国になります。2016域内合…

アフリカ連合(AU)の貿易構造-3 中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)

中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)とは中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)は、1983年に設立された経済共同体でアフリカ中部及び周辺に存在する10個の国から構成されています。現在では、アンゴラ ガボン カメルーン コンゴ共和国 コンゴ民主共和国 サントメ…

アフリカ連合(AU)の貿易構造-2 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS

アフリカの統一を目指して創設された複数の地域ブロックのうち、今回は西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の貿易構造を調べます。アフリカ全土を分割する形で作られた地域ブロックは、域内での統合が行われ、最終的には、この統合された地域ブロックをパズル…

南アフリカ共和国の地域ブロック アラブ・マグレブ連合(AMU)の貿易構造-1

アフリカの統一は1963年のアフリカ統一機構の段階で早くも目指されていましたが、その目的は、欧米諸国の植民地主義への対抗としての協力・連携でした。1994年の南アフリカ共和国の加盟をもって、モロッコ以外のすべてのアフリカ諸国が加盟します。しかし組…

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の貿易構造 ASEAN

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の構成国は、前記事でお伝えした日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドのほかASEAN10カ国を加えた計16カ国からなります。ASEAN10カ国以外の国々は、日中韓・インドの工業国とオーストラリア、ニュー…

中国の地域ブロック 東アジア地域包括的経済連携(RCEP)

東アジア地域包括的経済連携は、RCEPと略称され、インドから東南アジア、オセアニア、東アジアの国々によって構成されます。RCEPには2017年10月現在、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ASEAN(インドネシア、シンガポール、タイ…

南アジア地域協力連合(SAARC)の貿易構造 インド中心の地域ブロック

南アジア地域協力連合(SAARC)の加盟国は、南西アジアの8カ国からなります。つまり、インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルティブ、アフガニスタンです。SAARCは、1985年にSAARC憲章によって誕生しました。EUやラテンア…

ユーラシア連合の貿易構造

ユーラシア連合の構想は、現在交渉段階であり、加盟が決定している国は3カ国に過ぎません。今回の記事では、ユーラシア連合を構成するロシア、カザフスタン、ベルラーシの3カ国と現時点の候補国であるキルギス、タジキスタン、アルメニアの貿易構造を見てい…

ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の貿易構造-その3

まだ調査を終えていないラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の国々は、キューバを除いてカリブ共同体(CARICOM)の加盟国と共通しています。 ここではカリブ共同体をみながら、CELACの残りの国々を調査していきます。カリブ共同体(CARICOM)は、イギリス…

ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の貿易構造-その2

今回は、前回に引き続き、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の貿易構造を確認したいと思います。第一回では、南米諸国連合の貿易構造を大まかに眺めた結果、工業化を遂げたブラジル、アルゼンチン、チリの3国以外は一次産品の依存が強いことがわかり…